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趣味と嫁のために社畜生活頑張ってます。趣味と仕事が中心の雑記ブログ。

【会計】営業利益と経常利益と税引前利益の違い


こんにちは、ヒロタカです。今回は営業利益と経常利益と税引前利益の三種類の利益の違いを説明しようと思います。

 

 

決算書を見る際に、よく見られるのが損益計算書(PL)と貸借対照表(BS)です。人によってはキャッシュフロー計算書も見るかもしれませんが、会計の基本的な情報はすべてPLとBSに含まれていると言っても過言ではないと思います。

 

特に、その期の業績を示すPLは良く注目されている箇所でしょう。新聞の経済面で半期ないしは四半期ごとに有名企業の業績と年度の予想が記載されています。東証上場企業は基本的には決算期を過ぎてから45日以内に発表するように規定ではなっています。ただし、今回の東芝の用に問題が発生した場合はそのとおりではないのですが、だいたいの企業はその期日以内に決算発表を行うようにスケジュールを作ります。

 

良く紙面を賑わすのは当期利益でしょうか。これは税引前利益から税金費用(法人税等、法人税等調整額)を除いた当期の利益です。一般的にはこれが配当原資となり、株主への配当金が計算されます。今期の利益といえば当期利益を指しますが、会計上の利益としては、それ以外にも有名所として、営業損益、経常損益(ケイツネ)、税引前損益があります。上から順に本業の利益から離れて行く形になっているのですが、なかなかにわかりづらいという方もいると思いますので、今回はこちらの説明をしてみようと思います。

 

営業損益-本業の利益

営業利益は、”売上-原価-販管費(直接費・間接費)”で構成されています。企業の売上、それに伴う原価、そしてそれを販売するために必要な諸費用(商品の運送費や社員の人件費等)で構成されていて、企業が本業によってどれだけ利益(もしくは損失)を出したのかを説明しています。企業にとってはまずこの場所で利益を出していることが重要なポイントになります。企業は営業利益を常に黒字にするために日々改善の努力を行います。その為営業利益ベースでの会計分析を行っている企業は多いです。また、各セグメント(事業ごと、地域ごと)の業績も営業利益を基準にして報告、説明している企業が多いです。

 

経常損益-本業+本業じゃないけどよくある取引

経常利益は、上にあげた営業損益に営業外収支を加えたものになります。俗に”ケイツネ”と呼ぶこともあります。計上損益は、ある法人が計上的に行っている取引による損益と考えることが出来ます。

 

営業外損益に計上されるのは、本業とは関わりないけど恒常的に発生する取引が該当となります。よくあるのが預貯金や借金の利子、輸出入企業では計上レートと決済レートの差によって発生する為替差損益などがあげられます。こういった取引を本業にしている企業はすくないと思います。(ただ、昔サイバーエージェントはFX取引の収入を営業損益に含めていたことがあったので為替取引でも本業に含めても悪いわけではありません)

 

ただ、どのような企業でも銀行に預金を預けていれたり借金をしていれば利子が発生します。輸出入企業が取引先と外貨で取引することも日常的に行われるでしょう。そういった日常的にある(具体的な目安とすると年一回以上)取引、でも本業に関係ない場合は営業外損益項目に計上されます。

 

税引前損益-全ての取引(税金を除く)

税引前損益には、税金費用(ただし、事業税の一部は含まれる)を除いた全ての取引の結果です。具体的には特別損益項目(めったにない、具体的には数年~数十年に一回の取引)を取り込んでいる損益と言うことになります。特別損益となると、最近東芝で話題になっている評価損(資産の減損)や有価証券(株券等)の売却損益などがあげれるでしょう。

 

まとめ

三種類の利益の構造をまとめると、下記のとおりになります。

 

営業損益=本業の利益

経常損益=本業+日常的取引

税引前損益=全ての取引(税金費用除く)

 

企業の決算短信や有価証券報告書を読むと、当期利益以外にも様々な段階での損益報告が損益計算書には含まれています。ニュースでは当期利益のみ注目されていますが、企業は自身の業績を投資家にキチンと説明しようと様々な情報を出しています。もし気になる企業があり、投資などを行う、就職を考えているなどがあるのでしたら、ぜひ決算書を読むことをおすすめします。