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ひとつでは少なすぎる。

趣味と嫁のために社畜生活頑張ってます。趣味と仕事が中心の雑記ブログ。

非通知に出ないは非常識?変わる必要があるのは就活生かそれとも企業か?

こんにちは、ヒロタカです。ちょっと前にネットでNIKKEI STYLEのこんな記事が話題になりましたね。

 

 

style.nikkei.com

「学生が電話に出てくれない」――。3月1日に解禁となった2018年卒の採用活動。浪人や留年などの寄り道なしで卒業予定であれば、1995~96年生まれの大学生たちは、生まれたときからの携帯電話世代だ。彼らの通信手段は「LINE」「ツイッター」がほとんど。就職活動になって初めて、「見知らぬ大人との電話コミュニケーション」に直面、とまどう学生も少なくない。通信手段の変化が、就活に思わぬハードルをもたらすこともあるようだ。

 

この記事では、今時の就活生の、「電話でのコミュニケーション」へのネガティブな反応を批判しています。今時の学生のコミュニケーション方法(フェイスブックやLINEなどSNSに精通している一歩で、電話機能はほとんど使わない事)を否定し、一方で企業側の電話によるコミュニケーション方法を、電話などで垣間見える「学生の素を見たい」のだ、と採用の一部と正当化しています。最後は、就職活動を期に「見知らぬ大人との電話コミュニケーション」を克服するべきだと結論づけています。

 

かなり強引な書き方なんで、ネット上でもけっこう反発があります。

 

 

 

僕個人は、電話は苦手なので基本知らない番号には出ません。ただ、やっぱり就職活動をしていた時期だけは掛かってきた電話をすぐに受けていた記憶があります。電話を取らないと不採用になるかも、という不安があったからですね。

 

とはいえ社会人になってからもう十年ですが、仕事柄そんなに電話をする部署でも無いので、一向に電話がうまくなった実感もありません。経理なのでどちらかというとパソコンとずっとにらめっこですし。僕も就職して始めの頃は電話が心底嫌だったのを覚えています。社内電話ですら嫌でした。特に年上の男性(というかオッサン)だと声が低いし、人によってはすんごくボソボソ喋るから聞こえないんですよ。それで一生懸命聞き返すんだけどやっぱり聞き取れなくて、どんどん焦ってもうメチャクチャ汗かいたの覚えています。そもそも、社会人だからといってみんながみんな電話がうまかったり、年上とのコミュニケーションが得意なワケではないでしょう。

 

と、いうことで僕なりにこの件に対して意見をまとめて見たいと思います。

 

知らない番号、非通知に出ない学生は「非常識」なのか?

知らない番号や非通知に出ないのって割りと普通ですよね。僕も個人の携帯に非通知で連絡が来たら絶対に取りません。まず番号確認してネットで調べます。怪しいなんとかファイナンスとかだったらそのまま無視ですね。そういう観点からすると、知らない番号に出ないというのは、個人としては至極まっとうな判断だと思います。特に携帯電話に若い頃から慣れ親しんでいる人の方が、知らない番号に出ないというのは幼い頃から教育されているのではないでしょうか。

 

もちろん、働いている最中に会社の電話に外線が掛かってきて、取らないのは非常識だと思いますが、それもケースバイケースだと思います。営業はよくわかりませんが、僕の部署に深夜10時に電話が掛かってきても、みんなセールスの電話だと分かっているから誰も取りません。むしろ、知っている企業さんだったら深夜10時に電話を掛ける非常識を考えて翌日に掛けるかメールを入れておくのが普通の判断でしょう。

 

これに関しては企業のサービス不足だと僕は思います。希望している企業の番号ぐらい覚えておけ、と思う人もいるかもしれませんが、それは無理だと思います。人事の採用担当が電話を掛けてくる、となると使われる番号は企業のホームページなどに載っている番号とは別の、人事部用の専用番号になるでしょう。ここはむしろ、採用担当の方から面接などの選考時に「選考に通ったときは、03-○○○○-☓☓☓☓から電話が掛かってくるから登録しておいて下さい。掛ける時間は当社の営業時間内なので○時~○時です」ぐらいの心遣いを行っても良いと思います。いたずら電話などを恐れているとしたらそれは見当違いでしょう。エントリーシートを出してペーパーテストを通過し、あなたがここまで選んだ社員候補を信じてあげるのが本当の採用ではないでしょうか。

 

企業は電話に出ない就活生を採用するべき?

 

知らない番号に出ない就活生は情報リテラシーが高く有能だ、だから電話に出ない学生を採用すべきだ。などと、僕は主張しません。むしろ電話に出なかった就活生は採用しないほうが良いでしょう。個人的な主張と社会人としてのあるべき姿は別物です。仮に入りたい企業が電話での連絡に固執するのなら、それは時代遅れだ、間違っている、などと主張するのではなく、24時間片時も離さずに、電話が来た瞬間ワンコールで出るようにするのが正しい対応でしょう。

 

企業が電話応対がハキハキできる学生を求めているのならハキハキ電話応対出来る練習を積むべきでしょう。むしろこれは簡単なことです。就活時期になって、今から学歴を上げることや今までの大学時代に頑張ったことを積み上げることに比べれば電話応対なんてどれだけ簡単なことでしょうか。受験勉強の「傾向と対策」と一緒です。自力を上げるのは難しくても、その企業にあった対策を練ることはまだまだ可能です。

 

就活期に電話のコミュニケーションに慣れるべき?

実際に日々仕事に向かうビジネスパーソンは誰もが「『電話が苦手なので』では仕事にもならない」と即答するはずだ。前述の栗田部長も、「電話のコミュニケーションに慣れていないのなら、就活で慣れたほうがいい」と進言する。日々の仕事で必要なスキルだからこそ、面接官がチェックしている。

電話は嫌い、非通知出ない 人事も驚く今どきの就活生|出世ナビ|NIKKEI STYLE

 

ビジネスパーソンは、「『電話が苦手なので』では仕事にもならない」と即答するかもしれませんが、誰もが初めのころは電話が苦手だったはずです。ただそれはコミュニケーション能力が


うんぬんではなく、社会人としての自分の能力に不安があったからです。僕が電話応対が苦手だったのは(今でも得意ではないですが)知らないことを延々と喋られてテンパってしまうからです。日本語なのに日本語でないような。どちらかというと「英語で電話している」感覚といえば英語の苦手な方には理解して頂けるかもしれません。英語が得意なら中国語でもフランス語でも構いません。

 

耳には届くけど脳が理解できないという状態は自分が無能なのではないかという自己嫌悪に至ります。ただ、その状態も仕事を長く続けているうちに慣れてきます。それまで異国の言葉に聴こえていた電話口からの声が大したことない日常会話だということが理解できるようになります。そもそも社会人だからといってみんながみんな電話が上手いわけではありません。電話でのコミュニケーションなんて誰でもやり始めれば慣れます。少なくとも外資系企業で、電話が全て英語です、なんて企業でない限り大丈夫です。同じ日本語なんですから。

 

新しい就職活動スタイルを模索する時期が来ているのでは?

 

僕なりの意見としては双方の歩み寄りが必要な時期に差し掛かっているのかと思います。電話が苦手な学生は、社会人になるのを期に社会に合わせるという事を学ぶことが必要だと思います。もちろん個人的な主張を持ち続けることは構いませんが、公私を分けるということですね。

 

一方の企業側も、架空請求やあやしい勧誘などの事例がここまで一般化した現代で、頑なに電話での連絡に固執する必要はないと思います。どちらかというと、電話は口頭での連絡になってしまうので言い間違い聞き間違いで企業就活生ともに被害を受けるリスクなどがあります。また、電話の破損や盗難などの、本人の意図しないところで電話に出れずに不採用になってしまうリスクを考えると、電話での連絡は今後変わって行くべきなのではないかと思います。それこそSNSでそういうサービスが流行ってもいいと思います。採用サイトに一次通過社専用のページを作り、そこから企業側が一斉に通知を出したり個別連絡を入れたり、今でもできそうですが。

 

時代とともに就活方法も、コミュニケーション方法も変わってきています。新卒一斉入社もだんだんと崩れ、個々の企業にあった採用方法が今後は作られていくと思います。電話による連絡方法だってそんなに昔からあったわけではないでしょう。ただ便利だったから使われて広まっただけです。今後もっと便利な方法が出てきたら、作法とか「学生の素が見たい」なんて建前を言わずに、そちらに変わっていくのが自然だと思います。