こんにちは、ヒロタカです。マルチタスクという考え方があります。同時に複数の物事を考えて処理する考え方で、元々はコンピュータ用語になります。
優秀な人はマルチタスクが出来るようですが、残念ながら凡才の僕には到底できそうにありません。でもその真似事ぐらいならできそうかなと思って考えたのが”なんちゃって”マルチタスクです。
マルチタスクをすると生産性が落ちる!?
残念ながら、マルチタスクという考え方はファンタジーや疑似科学の類になります。「電話をしながら、別の空いてにメールを打つ」などのながら作業がマルチタスクの用に見えてそこからマルチタスク、並列処理の考え方がひとり歩きしたのでしょう。
実際には、マルチタスクをすると集中力が落ちてしまい、結果としてシングルタスクよりも生産性が落ちるという結果が、報告されています。
本当のマルチタスクは、シングルタスクの積み重ね
コンピュータ用語のマルチタスクの定義はこうなっています。
一般的に、CPUの計算処理時間に比べ、ディスクやネットワークの処理時間は数十から数百倍かかる。シングルタスク環境では、逐次処理が行われるため、入力待ちや通信待ちなど、CPUが計算を実行できずに、待つ時間が発生する。マルチタスクの導入によって、これらの待ち時間の間にCPUを動作させ別の計算を行い、全体の処理時間の短縮を実現することが可能になる。
つまり、CPUの計算速度が他の処理速度と比較して圧倒的に速いため、処理の待ち時間の間にCPUに他の計算をさせて全体の処理を速く終わらせているのです。
CPUの待ち時間を有効活用することで、並列処理をしているように見せかけているのが、コンピュータのマルチタスクです。
これを仕事に置き換えると、僕達でもマルチタスクをすることが可能になります。
生産性を高める”なんちゃって”マルチタスク
マルチタスクは、元々はシングルタスクを切り替えてそのように見せているだけです。そこのポイントは、待ち時間を見つけて、その間に別の作業をやること。
これを行うだけで、集中力を切らさずに仕事をすることが可能になります。
仕事のボトルネックを見つけてよう
どれだけ早く正確に仕事をしていても、どうしても待ち時間や待機時間がかかる箇所があります。
たとえば、工場への見積もり価格や納期の確認。上司の決済待ちなんかも自分ではどうすることも出来ないボトルネックです。
自分の仕事を見直してみると、さまざまな”自分では対処できない待ち時間”というものがあることに気づくはずです。
アウトプットを途切れさせない
ただ待っているだけの時間は、自覚的な休息を除いて、集中力を途切れさせる結果となります。
ボトルネックに自覚的になり、そこを利用して別の仕事を行い集中力を途切れさせないように心がけましょう。
todoリストと手順書で仕事を細切れにしよう
todoリストで仕事の見える化
”なんちゃって”マルチタスクになるには、仕事に自覚的になることが大事。
覚えているかだ大丈夫というひとは、覚えている分だけ脳に余分な不可を掛けてることを理解しましょう。
集中力を途切れさせないためには、余計なことで脳を疲れさせないことが大事です。
todoリストやメモ書きなど、短期記憶を出力する習慣づけをすることで、集中力を持続することが可能になります。
手順書で仕事をこまぎれにする
Todoリストを作っただけでは、マルチタスクには不十分です。
マルチタスクを行うには、仕事のボトルネックに自覚的になる必要があります。そのためには、自分の仕事の内容を事細かに自覚することが大事となります。
仕事を細かく切り刻んで、最小単位まで分割することで、ボトルネックになる部分や、逆にショートカット出来る部分を探すことが出来るようになります。
手順書は、後任者への引き継ぎではなく、仕事を速くする終わらせるたい自分のために作るのです。
重要なのは集中力を切らさないこと
生産性を上げるためには、集中力を保つことが大切です。
集中力を保つためには、余計なことに気を取られないのが大切です。その為、ポロモード方を利用したメリハリのある時間管理が習慣づけられると便利ですね
30分を25分の作業と5分の休憩に分けて集中力に自覚的になるポロモード方はあう合わないがありますが、一度は試してみる価値があります。
実践するためのフリーツール、無料アプリはネットに転がっているので手軽に試してみて下さい。
さいごに
生産性をあげるという目的で”なんちゃって”マルチタスクを紹介しました。まとめると、
・マルチタスクは、思考が迷走してるだけで生産性は非常に悪い
・本当のマルチタスクは、シングルタスクの組み合わせ
・シングルタスクを切り替えながら集中して作業する”なんちゃって”マルチタスク
・todoリストを利用した”仕事の優先順位化”と手順書を利用した”仕事の分割”
・ポロモード方によって集中力にメリハリをつける
になります。
生産性を上げて豊かな生活を送りたいものです。
ではまた。
思考のボトルネックを解除しよう! |
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